昼間はめっきりと暖かくなって、みるみるうちに桜も満開!
葉桜になりかけているものも見受けられ、なぜか気持ちも焦り気味です。
雨が降れば一瞬で散ってしまう…その儚さも「桜」の魅力ですよね。
近頃耳にする事の多くなった、和モダンデザインの建築やお庭。
私も、お客様から「結構和風の感じも好きなんですよねぇ」というお話をよく伺います。
と同時に「コテコテの和という雰囲気ではなくて、、、和モダン?」というワードもセットで
お聞きすることが多いように感じます。
なんとなくの想像はできるものの、その根拠やはっきりとした基準のようなものはあまりなく
「和モダンの庭」をデザインするにあたり、改めてこれについて考えてみました。
和モダンとは
日本人が古来より慣れ親しんできた伝統的な和風のデザインと、現代風または欧米文化や
デザインを融合させたもののようです。
日本庭園などに使われる石や玉砂利や竹などの自然素材の中に、直線的なデザインを取り込ん
だり、和の安らぎの中に小物や造作物でモダンなテイストを加えるなど、、、
手法は様々のようです。
とはいえ、やはり特に決まった定義はないみたいですね。
確かに、人それぞれ和とモダンの割合が全く異なることがほとんどなので
限りなく和風に近い「和モダン」であったり、反対にモダンな要素がふんだんに盛り込まれた
「和モダン」になることもあり、その定義を画一するのはとても難しいことかもしれません。
和モダンの庭に適した素材
それではいざ「和モダン」の庭を造ろうとするとき、素材や商材はどのようなものが
あるでしょう。
このとき、全ての素材やデザインにおいて「和」を意識しすぎると「和風」に偏るので
お薦めなのはメインを決めて、そのメインを和風の物にするのか或いはその周りの物に
和のテイストを取り入れるのかを予め決定します。
タカショー エバースクリーン 京町家シリーズ
和風の庭や和モダンの庭を提案する際、頻繁に使用させていただくシリーズです。
①千本格子・・・ちょっとしたスペースで和を演出したい時や間仕切りに大活躍します
②格子・・・千本格子同様”格子”そのものが和を造る際にはとても効果的です
③ポリカAタイプ・・・格子のフレームにポリカーボネートのパネルですりガラス風に
こういった和のテイストの物を、モダンに見せたい時にはカラー選びに重点を置けば
ばっちりだと思います。
例えば、ブラックやステンカラーなどを選べば格子デザインもシンプルでスタイリッシュな
雰囲気のものに変化するのでモダンな趣を充分に演出してくれますよ。
和モダンデザインの庭
ご紹介した素材を取り入れてお庭をデザインすると、このような雰囲気になります。
スッキリとした印象の建物に調和する程度に和のテイストを取り入れた、和モダンの庭。
縦格子のフェンスを不規則に設置し、開口部にモミジやアオキなど和を演出する草木を
あしらっています。
こちらは建物側面の坪庭スペースなので、解りやすいよう俯瞰でお見せしております。
目隠しと空間演出も含めスクリーンフェンスを採用。フレーム部分は黒茶の和風テイストで。
まとめ
建物がシンプル且つモダンなデザインが主流となる中で、お客様が「和モダン」をご要望され
るのは坪庭やちょっとしたスペースである場合が多いです。
そういった、小さなスペースからまずは「和」を取り入れ、「和」に慣れ親しむことを
楽しんでいっていただければ・・・と思います。
完全な和風の庭には、管理の難しさや固定概念から抵抗のある方も多いと思いますが
ご紹介した和風にもモダンにも変化する素材を使用することにより、古き良き日本の庭を
日々の生活の中でライトに堪能していただくことが可能となりますよ。
Symphonic Garden 営業 何気ない日々の暮らしにちょっとした楽しみと喜びを感じられる そんなお庭をお届けします。