こんにちは😉

日中はまだそうでもないですが、朝晩は中々冷え込みますね⛄あっという間に今年も終わってしまいそうですが、一日一日を大切に(*‘ω‘ *)✨

そして今日は木曜日だった…ブログ担当だった…

昼休憩後に（やっと）気づいた私ですが、今日は日本庭園をテーマに書かせていただきます🐭

 

 

日本のお庭といえば和風なお庭なイメージですよね。

洋風なお庭が取り入れられるようになったのは明治時代に入ってから。

 

 

日本の伝統的な庭園のスタイルは「池泉庭園」、「枯山水庭園」、「露地庭園」の３つに大別されます。

 

安土桃山〜江戸時代は、大胆な石組みなどが施された勇壮な池泉庭園が大名にもてはやされます。そして明治時代以降は、山などを借景にした自然風景的な作庭に。このように時代の風潮を反映しながら変わってきた形式や趣を見るのも、池泉庭園の楽しみの一つです。

 

 

 

 

平安時代のお庭

 

 

 

平安時代には、池泉庭園といった池を中心とした自然美あふれる庭園がさかんに造られました。

平安・鎌倉時代の主流は、池に舟を浮かべる「舟遊（しゅうゆう）式庭園」や池の周囲を巡る「回遊（かいゆう）式庭園」などで、貴族好みの華美な池泉庭園でした。

 

 

【神泉苑】池泉舟游式（寝殿造）

 

 

外からのお客さんに見せるための役割が強かった時代。

貴族たちは儀式を行い、池に船を浮かべて社交の場としていた。

 

 

【宇治平等院】池泉舟游式（浄土式）

 

 

 

平安時代の末期には、浄土思想という仏教の教えが流行した。

美しいあの世の姿を庭園として再現したのが浄土庭園。

 

 

 

貴族たちは邸内に阿弥陀堂をまつり、やがて弥陀の世界を描いた浄土曼荼羅の図を地上に再現しようとして浄土式庭園に庭づくりへと移り変わりました。

 

 

 

 

鎌倉～室町時代

 

 

鎌倉～室町時代になると、貴族に代わって武士が大きな力を持つようになりました。お庭の形式も変わっていきます。

 

 

武士たちの間で流行したのは、中国大陸から新たに伝わった禅の思想でした。

 

 

庭園は禅の修行の場としても用いられ、非常にプライベートな空間だった。

 

 

【天龍寺】池泉回遊式庭園

 

 

 

【西苔寺】池泉回遊式庭園

 

 

 

【金閣寺】池泉回遊式庭園

 

 

 

 

【龍安寺】枯山水庭

 

 

 

これまでの水を重視した庭園とは違い、石や砂だけを用いて水の流れを表現した枯山水という形式が普及した。

 

 

 

応仁の乱(1467年)後の経済疲弊により大規模な池泉庭園が困難となり、枯山水が流行したそう。

 

 

 

 

 

 

安土桃山時代

 

 

 

お茶を楽しむ喫茶の文化は古くから広まっていましたが、安土桃山時代には千利休が大成した侘茶は、町人を中心に広まったもので、庶民の住宅をまねた草庵でお茶がたてられます。

 

 

茶庭はお茶をたてるために必要なものを備えた、とても実用的な庭園です。

 

 

【二条城旧二之丸庭園】池泉回遊式庭園

 

 

 

【醍醐寺】池泉鑑賞式庭園

 

 

 

【茶庭】露地

 

 

実際にお茶をたてる茶室への通路となる、茶庭（露地ともよぶ）とよばれる空間が誕生した。

 

 

 

 

 

 

 

江戸時代

 

 

江戸時代に入ると、これまでに流行してきた庭園の形式をまとめて取り入れた、新しい庭園のかたちが登場します。

 

 

平安貴族が愛した池と景色を鑑賞する庭園、武家で流行した禅の思想を取り入れた枯山水、町人のための都会を忘れさせてくれる茶庭の特徴、それらを融合した回遊式庭園が成立します。

 

 

【金沢兼六園】池泉回遊式庭園

 

 

【水戸偕楽園】池泉回遊式庭園

 

 

【小石川後楽園】池泉回遊式庭園

 

 

 

回遊式庭園には通路や外の景色、池からの眺めや水の流れ音、庭園のあらゆるものに意味が込められている。

 

 

 

 

庭園の中を歩くにしたがって、景色がどんどん変化していくよう計算して設計されています。

 

大名の手によって造られた回遊式庭園を、とくに大名庭園と呼んでいます。

日本三名園はどれも大名庭園ですが、武家の好みを反映したこともあり、馬や弓の修練の場となるような武芸のためのスペースがあることが特徴となっています。

 

 

 

 

明治時代

 

 

文明開化の流れは庭園界にも押し寄せ、それまで伝統を踏襲してきた日本庭園の世界にも新たな潮流が生まれた。

 

 

【新宿御苑】和洋折衷式庭園

 

【赤坂離宮】和洋折衷式庭園

 

明治維新により幕を開けた明治時代は社会の仕組みが一変し、西洋文明が流入してきた。

 

 

 

 

*¨゜゜・*:..。o○☆*¨゜゜・*:..。o○☆*¨゜゜・*:..。o○☆

まとめ

 

こうやってまとめてみると、日本のお庭の歴史も様々な形式があり、庭園を見れば時代背景が浮かんでくる気がします…一言では言い表せない奥深さ。。

 

日本にはここには書ききれないほどの風情ある庭園がたくさんあるので、お庭巡りと称して旅行に行ってみてはいかがでしょうか？(*‘ω‘ *)

 

五感を研ぎ澄ますことで、インスピレーションを得ることができると思いますよ✨

 

長々とお付き合いいただきありがとうございました☺

ではまた👋